We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

ゼミ活動/教育活動

「織物のグローカルヒストリー」に挑戦!

今年のゼミの共同研究「沖縄のなかの世界史発掘プロジェクト」は、織物のグローカルヒストリーに決まりました!離島でのフィールドワークがしたい、というゼミ生の意見をベースに、色々意見を出し合いながら、このテーマに辿り着きました。過去にどんなとこ…

💐2021年度卒業式&学位授与式💐

4年次ゼミ生が本日、無事卒業を迎えました。コロナに翻弄された二年間を本当によく乗り切ったと思います! ありがたいことに、50種類の紅茶セットとメッセージカードをいただきました。「ありがとう」を意味する50の地域の言語を収録した冊子付き。ありがた…

ゼミ合同・世界史研究報告会が無事終了

ここ二日間、世界史研究報告会を開催しました。従来は西洋古代中世史ゼミと西洋近現代史ゼミの合同報告会でしたが、今回は東洋史ゼミも参加いただきました。決定がやや急だったこともあって、予定が合わず参加できない学生には配布用レジュメを事前に用意し…

年内の講義終了

年内の講義が無事終了しました。色々後回しにしていた仕事をこなしてただいまひと休憩。某誌への論文投稿エントリーもしました!頑張ります。また今日は、関東圏へ院進した卒ゼミ生が研究室に久々顔を出してくれました。色々頑張ってる様子で嬉しかったです…

ゼミのフィールドワーク@読谷村

11月23日の祝日を使って、3名のゼミ生と読谷村フィールドワークに出かけました。 行き先やルートはゼミ生たち自身で調べて作成してもらいました。ゼミ生の完璧なナビのお陰でうまい具合に全て巡ることができました。 最初に訪れた海底電信線記念碑。1905年に…

対面&Zoom&オンデマンド

ある夜間の講義では、教室密集率が基準以下になったので教室での対面講義(遠隔希望者には配慮せよとのお達しもあるのでオンデマンド併用)を復活させたものの、30名強の受講者のうち、1〜3名くらいしか来ない状況。毎週教室に来るかどうかヤキモキしながらセ…

11月23日はゼミフィールドワークの日!

一年ぶりにゼミのフィールドワークを11月23日に行うことにしました。コロナ対策継続のために日帰りとしましたが、地域の歴史に触れながら世界史を眼差すという営みがようやく復活です。3年生がメインですが、昨年行けなかった4年生にも声かけする予定です。 …

後期が始まりました!

昨日から後期がスタートしました。昨日は大学院ゼミと学部ゼミ。 院では、ほぼ修論で扱うべき対象の骨格が見えてきました。端的に言えばフィリップ・ビュルティについての研究になる予定。貴重な洋書の評伝研究も入手できたし、当面はしっかりとこれを中心に…

「食」に関する本、集めてます

最近、食をめぐるいろんな本が出てることに気付かされます。コロナ以前からも、TVの孤独のグルメや吉田類の居酒屋放浪記が人気で、古典?を紐解けば、美味しんぼやクッキングパパにその源流を求めることもできるかもしれません。 食といっても、生産する、加…

何も書けなくて・・・夏

前期の講義がほぼ終わりました(あと2科目分、最終回を残しているけど)。6月からはゼミ以外は全て遠隔に移行したり、昨日はゼミを中止にしたりとコロナに翻弄された4ヶ月間でした。 共通教育「西洋の歴史と文化」ではここ数年はアメリカ史を中心に取り上げて…

締め切り日よ、永遠に延びてくれ

締め切りに追われていますが絶賛「逃避」中。ここ最近の歴史教育活動のあれこれを。 西洋近現代史ゼミ3年生の卒論テーマの骨格が以下のように定まってきました ・植民地期北米大陸におけるインディアンの食生活について ・第二次世界大戦期のアメリカ女性兵…

コロナ禍再考

今日は、『地域文化科学プログラム会報』第2号の学生編集委員長から「コロナ禍をどう受け止めたのか」という大きなテーマのインタビューを受けました。大変だったことや新しく発見したことを、色々と振り返る、大変いい機会になりました。苦労したと言いつつ…

新年度スタート

新年度になって初めてのブログ更新となりました。昨日、遅れていた原稿(草稿レベルですが)をやっと提出し、心の重しが一つ消えてちょっと気分が落ち着きました。ただ「創造と破壊」をくりかえしてきたので、読み返すとちょっと説明不足だったりチグハグだっ…

紀要最新号ーゼミの研究成果も収録!

地域文化科学プログラムの紀要『地理歴史人類学論集』第10号ができました。前号から原則電子版という方針にしましたが、退職記念号の場合はしっかり冊子にもすることに。退職される先生方には私が着任してから本当にお世話になり、研究する姿勢というものを…

2021年度学位授与式、無事終了

昨日は卒業式&学位授与式でした。私はいつもはかりゆしウェアで「正装」するのですが、今回は卒ゼミ生から先日頂いたネクタイをつけてスーツで参加しました。おなじく先日いただいた色紙は、台座を百均で買って飾ってみました。なかなか映えます! 毎年ゼミ…

大学院という選択肢

先日、琉大の大学院合格発表があり、うちの学生2名が西洋近現代史研究室に進学します。それぞれベルギー領植民地史と日仏関係史を研究するとのこと。さらに上の進学も目指しているとのことで、しっかりよい修論を書き上げてもらえるよう、指導あるいは伴走し…

西洋史研究報告会、無事完走。

22日、23日は朝から夕方まで西洋史研究報告会(古代中世史ゼミ・近現代史ゼミ合同)でした。4年次は卒論、3年次は卒論&共同研究中間報告、2年次は関心あるテーマの紹介を披露してもらいました。これまで積み重ねてきた知をみんなで共有できたと思います。コロ…

2020年度西洋史研究報告会プログラムの完成

ヒカンザクラが咲き始めたら冬の終わり、後学期の終わり。昨日のゼミで後期の全ての授業を終えました。何はともあれコロナの中、ゼミや少人数授業は対面をなんとか維持できたことで、無事完走できて安堵しているところです。 さて、来る2月22日、23日に例年…

年内最後のゼミ!

今日は年内最後のゼミでした。今後の卒論の進め方と共同研究の進め方について議論しながらのハーゲンダッツ祭り!アイスだけだと物足りないと思って、白バラ洋菓子店のキューブ系のケーキも合わせて。飲み会や会食ができないので、せめてもの差し入れです。…

『遠隔で作る人文社会学知』に寄稿しました

久々の近況報告です。今学期に担当する授業は、少人数の科目が多く、オムニバスで参加している講義以外は、すべて対面で行っています。ただ、コロナ対策として遠隔を希望する学生に対しては、同時にオンデマンド講義も作っていますので、それがやや大変です…

後期のゼミがスタート!

後期学期が1日から始まり、色々授業準備や履修登録手続きなどに追われています。ゼミもスタートし、4年次の卒論進捗状況についてそれぞれ報告してもらいました。洋書をしっかりと読み進めていたり、読むための準備を整えていたり、それぞれしっかり進捗して…

「声」を届ける

今日は午後を丸々使って、地域文化科学プログラム通信(『VOICE』)創刊号200冊の印刷・製本作業を学生たちともに行いました。学生編集委員長の創造的手腕、副委員長の参謀的手腕、委員の献身的なサポートの賜物です。卒論題目や要旨、カリキュラムの説明図の…

前期ゼミが無事終了☆

昨日で、西洋近現代史ゼミの前期日程を無事全て終えました。 3年次の卒論テーマの大枠も決まりつつあります。 ・ソ連(ロシア)の芸術と政治ーショスタコーヴィッチを中心にー ・ナチスのプロパガンダと芸術 ・シオニズム運動について(テオドール・ヘルツルも…

共同研究スタート!

今年のゼミによる共同研究(琉大の歴史)がスタートしました。昨日のゼミでは各自準備してもらった文献リストを発表しあい、どういう切り口がありえるかを考えてみました。私からのヒントもありつつも、いろんなキーワードを出し合った成果がこれです。詳しい…

ゼミ共同研究のテーマ決定☆「琉球大学の歴史」☆

2020年度の琉大西洋近現代史ゼミ共同研究「沖縄のなかの世界史発掘プロジェクト」のテーマが、今日のzoom会議で大まかに決定しました~! 「琉球大学の歴史」! 灯台下暮らし。僕は全然思いつきませんでした。 今思えば、伏線はありました。先週のzoomゼミで…

ゼミの本格始動ー祝⭐️新3年次の加入!

在宅ワークが続いています。研究室から多くの本を持ち帰って講義準備をあれこれ試行錯誤中。入構禁止措置は5月20日までということで、少人数授業やゼミの対面式は順次復活できそうですが、研究室・資料室へのアクリル版の導入などの次の対策も講じないとなぁ…

※「歴史総合」(旧カリの西洋史概論Ⅱ)の授業方法【最新版】

色々再検討して、以下のようにします。 初回〜第3回(4月13、20、27日)は、毎回講義開始時間前までに講義資料や課題論文をWebシステム上にアップし、学生はそれをダウンロードして課題をこなす、という方式にします。音声録音付きパワーポイントファイルの配…

私が担当する授業の対応方法について

この期に及んで何も意思決定できず、結局は学部等に丸投げする大学執行部と、何の独自の指針も出さないでいる国際地域創造学部の対応の遅さに正直呆れています…。 とはいえ、手をこまねくわけにはいかないので、学生のために何ができるか、自分で工夫したい…

💐学位授与式&茶話会💐

今日は、2つある西洋史研究室合同(少人数)での「学位授与式」&茶話会を執り行いました(色々私のゼミ運営でお世話になった東洋史の修了生も!)。教員から手渡しする『西洋史ゼミ論集』第5号には、私からの卒業生へのメッセージとして「山川異域 風月同天」と…

西洋史研究報告会が無事終了⭐️

昨日・一昨日は西洋史研究報告会でした。質疑応答の時間もしっかり取ったので両日とも朝10時から午後6時半ごろまで。4年次・研究生は卒論あるいはミニ論文という集大成を、3年次・M1は卒論進捗具合を、2年次は現時点で関心のあるテーマを報告してもらいまし…