We shall overcome- 沖縄と世界史-

琉球大学西洋近現代史(池上大祐)の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史・世界史を学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

大学院という選択肢

先日、琉大の大学院合格発表があり、うちの学生2名が西洋近現代史研究室に進学します。それぞれベルギー領植民地史と日仏関係史を研究するとのこと。さらに上の進学も目指しているとのことで、しっかりよい修論を書き上げてもらえるよう、指導あるいは伴走していこうと思います。どちらもフランス語読解が必要なので語学の勉強も重要になります(私も含めて…。ひぃぃ…)。

大学院のゼミ(特別演習)ではそれぞれの研究発表や史料講読などに費やすとして、講義科目をどうしようかずっと悩んでました。ゼミ院生がおらず、他分野の院生が履修する場合は、がっつり自分の研究(アメリカ帝国史)について扱えば良いのですが、ゼミ院生がいる場合は彼らの関心に合わせて、かつ他分野の院生にとっても意義ある内容を考えねばなりません。そこで今回は『世界史をナビゲートする』を読んでいく方向で固まりつつあります。自分もグローバルヒストリー論を多少は追いかけているので、これを機にしっかり読み込みます!がんばろー。

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うちのゼミ生の大学院進学先は「外」へも開かれています。数年前に北大院に進学した卒ゼミ生から、無事修了し地元で中学校教員になるとの嬉しい報告を最近頂きました。今春卒ゼミ生はお茶大院へ羽ばたきます。その後輩もまた歴史学とは異なる学問分野の他大学院進を目指して奮闘中です。何かをさらに研究したいという意思がしっかりとあれば院進という選択肢は、ストレートでも就職してからでも私はアリかなと思っています。

ただ、専門性を深めたいのか、学際性を広げたいのか、資格取得のためなのか、によって進学先の選び方は変わりますので下調べは重要ですね。