We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

後期が始まりました!

昨日から後期がスタートしました。昨日は大学院ゼミと学部ゼミ。

院では、ほぼ修論で扱うべき対象の骨格が見えてきました。端的に言えばフィリップ・ビュルティについての研究になる予定。貴重な洋書の評伝研究も入手できたし、当面はしっかりとこれを中心に読み進めてもらえればと考えています。仏語も頑張らねば。

学部では4年次に洋書翻訳の進捗状況の説明と卒論章構成案について発表してもらいました。邦語文献をしっかり読み込んでおけば、洋書理解にも直結することを肌で感じている様子で懸命に格闘中。3年次は夏期の課題をきちんと提出してくれて、これからチェックする段階。総じて皆さん、コツコツとよく頑張っております!

あさって月曜日には、学部共通科目「歴史総合」が始まります。教室密集率50%以下の登録数に絞って対面講義を行うべきか、オンデマンド型講義を前提に極力登録を認めるべきか悩みましたが、結局後者を選択。登録数が100名を超え、レポート採点がまた大変なことになりそうですが、歴史学を学ぶことの面白さや大切さを少しでも伝えられたらと思います。

  ⭐️

結局8、9月はひたすらレポート採点と溜め込んだ原稿書きに明け暮れて、史料の読み込みや院の指導で必要になるフランス語学の勉強など、他にやりたかったことがほぼできませんでした。でもその分、既刊本の改訂版を含めると3冊の本が今年度中に出ます!私が編者だったり、分担執筆者だったりと関わり方は様々ですが、いずれも基礎的な内容の一般書。今後2〜3年は、2025年(終戦80年)も近いので、自分の専門テーマの二冊目の単著執筆や関連する先行研究の翻訳にも注力せねばと思っています。年末までノンストップ火の国号のように突っ走っていこうと思います。

(今年こそ年末はソロキャンやりたい⛺️🔥🍖🍺)