We shall overcome- 沖縄と世界史-

琉球大学西洋近現代史(池上大祐)の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史・世界史を学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

新年度スタート

新年度になって初めてのブログ更新となりました。昨日、遅れていた原稿(草稿レベルですが)をやっと提出し、心の重しが一つ消えてちょっと気分が落ち着きました。ただ「創造と破壊」をくりかえしてきたので、読み返すとちょっと説明不足だったりチグハグだっ…

紀要最新号ーゼミの研究成果も収録!

地域文化科学プログラムの紀要『地理歴史人類学論集』第10号ができました。前号から原則電子版という方針にしましたが、退職記念号の場合はしっかり冊子にもすることに。退職される先生方には私が着任してから本当にお世話になり、研究する姿勢というものを…

2021年度学位授与式、無事終了

昨日は卒業式&学位授与式でした。私はいつもはかりゆしウェアで「正装」するのですが、今回は卒ゼミ生から先日頂いたネクタイをつけてスーツで参加しました。おなじく先日いただいた色紙は、台座を百均で買って飾ってみました。なかなか映えます! 毎年ゼミ…

大学院という選択肢

先日、琉大の大学院合格発表があり、うちの学生2名が西洋近現代史研究室に進学します。それぞれベルギー領植民地史と日仏関係史を研究するとのこと。さらに上の進学も目指しているとのことで、しっかりよい修論を書き上げてもらえるよう、指導あるいは伴走し…

西洋史研究報告会、無事完走。

22日、23日は朝から夕方まで西洋史研究報告会(古代中世史ゼミ・近現代史ゼミ合同)でした。4年次は卒論、3年次は卒論&共同研究中間報告、2年次は関心あるテーマの紹介を披露してもらいました。これまで積み重ねてきた知をみんなで共有できたと思います。コロ…

2020年度西洋史研究報告会プログラムの完成

ヒカンザクラが咲き始めたら冬の終わり、後学期の終わり。昨日のゼミで後期の全ての授業を終えました。何はともあれコロナの中、ゼミや少人数授業は対面をなんとか維持できたことで、無事完走できて安堵しているところです。 さて、来る2月22日、23日に例年…

2021年、始動

寒中お見舞い申し上げます。 亡き祖母の喪中につき、新年の挨拶は控えさせていただきました。 年末年始は福岡の実家でゆっくりと過ごしました。まあちょっとだけ仕事も持ち帰りましたけど、ほぼ「孤独のグルメ」を見続ける、姪が大好きな各種カルタに興じる…

年内最後のゼミ!

今日は年内最後のゼミでした。今後の卒論の進め方と共同研究の進め方について議論しながらのハーゲンダッツ祭り!アイスだけだと物足りないと思って、白バラ洋菓子店のキューブ系のケーキも合わせて。飲み会や会食ができないので、せめてもの差し入れです。…

『遠隔で作る人文社会学知』に寄稿しました

久々の近況報告です。今学期に担当する授業は、少人数の科目が多く、オムニバスで参加している講義以外は、すべて対面で行っています。ただ、コロナ対策として遠隔を希望する学生に対しては、同時にオンデマンド講義も作っていますので、それがやや大変です…

後期のゼミがスタート!

後期学期が1日から始まり、色々授業準備や履修登録手続きなどに追われています。ゼミもスタートし、4年次の卒論進捗状況についてそれぞれ報告してもらいました。洋書をしっかりと読み進めていたり、読むための準備を整えていたり、それぞれしっかり進捗して…

「声」を届ける

今日は午後を丸々使って、地域文化科学プログラム通信(『VOICE』)創刊号200冊の印刷・製本作業を学生たちともに行いました。学生編集委員長の創造的手腕、副委員長の参謀的手腕、委員の献身的なサポートの賜物です。卒論題目や要旨、カリキュラムの説明図の…

研究モードへの助走の準備…

先日やっと前期講義関係の仕事がひと段落したので、研究モードへ。おかげさまで色々と執筆する機会、編者になる機会を頂いています。 今、構想立案段階のものも含めて3つ(広くいえば4つ)に関わっています。 1、琉球沖縄近現代史に関する入門書(1章分を担当) …

前期ゼミが無事終了☆

昨日で、西洋近現代史ゼミの前期日程を無事全て終えました。 3年次の卒論テーマの大枠も決まりつつあります。 ・ソ連(ロシア)の芸術と政治ーショスタコーヴィッチを中心にー ・ナチスのプロパガンダと芸術 ・シオニズム運動について(テオドール・ヘルツルも…

共同研究スタート!

今年のゼミによる共同研究(琉大の歴史)がスタートしました。昨日のゼミでは各自準備してもらった文献リストを発表しあい、どういう切り口がありえるかを考えてみました。私からのヒントもありつつも、いろんなキーワードを出し合った成果がこれです。詳しい…

連帯

Twitter上で開催の情報を得て、「Black Lives Matterに連帯する沖縄集会」@胡屋十字路に行ってきました。ゼミの終了時間がちょっと押したため、最後15分くらいの参加でしたが、数名のスピーチを聞くことができました。 本土(九州)出身という身体と「原罪」を…

ゼミ共同研究のテーマ決定☆「琉球大学の歴史」☆

2020年度の琉大西洋近現代史ゼミ共同研究「沖縄のなかの世界史発掘プロジェクト」のテーマが、今日のzoom会議で大まかに決定しました~! 「琉球大学の歴史」! 灯台下暮らし。僕は全然思いつきませんでした。 今思えば、伏線はありました。先週のzoomゼミで…

遠隔の工夫あれこれ

月曜日開講の「歴史総合」は今日で第6回目が終了。15-18世紀を「太平洋の「発見」・探検の時代」とし、大交易時代→海賊の時代→啓蒙の時代に輪切りしていくというもの。宗教改革にもフランス革命にも深くは触れない一方、ブーゲンヴィルとクックの航海にはめ…

ゼミの本格始動ー祝⭐️新3年次の加入!

在宅ワークが続いています。研究室から多くの本を持ち帰って講義準備をあれこれ試行錯誤中。入構禁止措置は5月20日までということで、少人数授業やゼミの対面式は順次復活できそうですが、研究室・資料室へのアクリル版の導入などの次の対策も講じないとなぁ…

※「歴史総合」(旧カリの西洋史概論Ⅱ)の授業方法【最新版】

色々再検討して、以下のようにします。 初回〜第3回(4月13、20、27日)は、毎回講義開始時間前までに講義資料や課題論文をWebシステム上にアップし、学生はそれをダウンロードして課題をこなす、という方式にします。音声録音付きパワーポイントファイルの配…

私が担当する授業の対応方法について

この期に及んで何も意思決定できず、結局は学部等に丸投げする大学執行部と、何の独自の指針も出さないでいる国際地域創造学部の対応の遅さに正直呆れています…。 とはいえ、手をこまねくわけにはいかないので、学生のために何ができるか、自分で工夫したい…

💐学位授与式&茶話会💐

今日は、2つある西洋史研究室合同(少人数)での「学位授与式」&茶話会を執り行いました(色々私のゼミ運営でお世話になった東洋史の修了生も!)。教員から手渡しする『西洋史ゼミ論集』第5号には、私からの卒業生へのメッセージとして「山川異域 風月同天」と…

西洋史研究報告会が無事終了⭐️

昨日・一昨日は西洋史研究報告会でした。質疑応答の時間もしっかり取ったので両日とも朝10時から午後6時半ごろまで。4年次・研究生は卒論あるいはミニ論文という集大成を、3年次・M1は卒論進捗具合を、2年次は現時点で関心のあるテーマを報告してもらいまし…

2019年度西洋史研究報告会のお知らせ

来週の2月18日-19日に琉大西洋史研究室による研究報告会を開催します!地域文化科学プログラムへの配属希望の国創1年次で特に西洋史にご関心のある方はぜひいらしてください。出入り自由です。「歴史総合」講義最終日でチラシを配りそこねたのでこの場を借り…

ゼミ・オリエンテーションの季節

3年次からゼミ配属を希望する現二年次へのゼミ・オリエンテーションを先程行ないました。全員見事に文化史系。音楽史、演劇史、美術史、宗教史に関わりそうなことへの関心が高いようです。 今後、どんな文献や具体的テーマを見つけてくれるのか、楽しみです!…

異質だからこそ連帯する

昨日、高大連携歴史教育研究会第二部会研究会@日本大学に参加しました。第二部会で運営している「教材共有サイト」の利活用の現状と課題について議論するというのが趣旨。 高校の現場から、卓越した実践例とそれを支える教育学的知見が披露され、大いに勉強…

2020年の研究活動についての抱負

2020年になりました。秋には米大統領選が控えるなか、イラン革命防衛軍の司令官をアメリカが殺害するというニュースが飛び込み、幸先悪いスタートになったようです。年末に「情報収集」の名の下で中東海域への自衛隊派遣を決めたばかりの安倍は、今回の件に…

2019年度西洋史研究室忘年会@まるしぇ

今日は年内最後のゼミのあとに、西洋史研究室(中世史・近現代史合同)の忘年会を開きました。最前線で卒論準備と共同研究を頑張っている3年生や留学生、卒論の追い込みを頑張っている4年生、学部生を温かくサポートしてくれている院生のほか、OBたちも駆けつ…

両輪としての「学術研究」と「実践研究」

昨日は沖縄県歴教協定例会に参加し、私も実践報告しました。共通教育科目「平和論」での私の担当分(2コマ分)の講義テーマが「核兵器の歴史」。講義内容を①原爆開発、②原爆投下目標決定、③原爆神話、④核実験、⑤スミソニアン原爆展示論争、⑥沖縄と核で構成し、…

第16回九州西洋史学会若手部会「研究報告会」の開催

紅葉彩る、秋真っ只中の福岡大学。昨日24日(日)は、九州西洋史学会若手部会「研究報告会」でした。 九州大学、福岡大学、熊本大学、琉球大学から6名の報告者を含む20名強の学生や教員で活発な討論がなされました。別府大学や甲南大学からも参加してくださり…

「世界史研究」という講義の紹介

地域文化科学プログラムでは、歴史学分野の専門科目として、「○○史研究」という科目を配置しています。日東西に分かれていた旧専攻時代とは異なり、大きくは日本史研究、世界史研究に分け、それぞれI〜Ⅵの番号を付しています。私は世界史研究のⅢ(旧西洋史研…