We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

「織物のグローカルヒストリー」に挑戦!

今年のゼミの共同研究「沖縄のなかの世界史発掘プロジェクト」は、織物のグローカルヒストリーに決まりました!離島でのフィールドワークがしたい、というゼミ生の意見をベースに、色々意見を出し合いながら、このテーマに辿り着きました。過去にどんなところにゼミで行ったのかを振り返るなかで、石垣島のミンサー工芸館にも立ち寄ったことを何気なく話したら、そこにピンときたようです。ゼミでは初めての「モノの歴史」にトライすることになりました。八重山ミンサー織、八重山上布、琉球紅型読谷山花織などもありますので、今回は地域は特定せず、とにかく織物をめぐる沖縄と世界の関わり合いを探究していきたいと思います!

同時に卒論ももちろん頑張っています。今年の3年生の卒論テーマは、18世紀ハプスブルグ帝国とヨーゼフ2世、19世紀パリの大改造、沖縄におけるベトナム反戦運動アメリカのジェンダー史。今後進めていく中で変わるかもしれませんがこの方向性で頑張っていくことになりました。

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http://www.jaah.jp/2/cat3/

日本アメリカ史学会7月例会で、このような企画にも携わっています。司会が務まるよう、しっかりと予習しておきたいと思います!