We shall overcome- 沖縄と世界史-

琉球大学西洋近現代史(池上大祐)研究室の教育・研究活動の記録ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史・世界史を学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

済州島滞在記

5月11日に済州大学での研究報告を無事終えて、昨日12日は、済州大学の先生ご夫妻のご好意で、済州島西部の旧日本軍関連戦跡にご案内していただきました。本当にありがたかったです。 西南部区域には1930年代から日本軍飛行場(「アルトゥル飛行場)が建設され…

「地域と世界史をつなぐー琉球・沖縄の視点からー」(研究会企画)

今夏までに新しく設立される予定の研究会の6月例会企画立案を、今年の3月ごろにおおせつかり、ずっと暗躍しておりました。このたび、プログラムが完成! 「地域と世界史をつなぐー琉球・沖縄の視点からー」 と題する企画です。 歴史実践―教育・研究・展示ー…

2018年度☆西洋近現代史ゼミ開始!

今日から、西洋近現代史ゼミがはじまりました。 3名の新3年次が仲間入りです。着任時(2015年)の4年次を第1期とすると、いわゆる第5期メンバーですね。なんだかんだでここまで重ねてきました。 入学年度はバラバラなメンバーですが、共同研究を含めた…

所属名の変更

いよいよ新年度です。 学部改組に伴い、今年から私の所属が「国際地域創造学部 地域文化科学プログラム」になりました。でも特段、やるべきことは変わりません。今年も西洋史研究室をしっかりと盛り上げて、学びの場を作っていけたらと思います。 写真は、研…

”風に向かって立つライオン”

今日(昨日)は、琉球大学の卒業式でした。 卒業生たちが手に持っているのは、卒論本文・卒論執筆体験記・ゼミ活動紹介・卒業生へのメッセージ等を収録した『西洋史ゼミ論集』第3号です。頑張って編集して、今日お渡しすることができました(&ゼミ生には、…

3・11

7年前の3・11は、母校である福岡大学で、翌4月から発足する予定の研究所(福岡・東アジア・地域共生研究所)の立ち上げ準備業務を担当していたときであった。午後3時過ぎ頃のネットニュースで、茨城県沖で地震発生→東北で地震発生と2段階で報道を見た…

2017年度琉球大学西洋史研究報告会の開催

2月19~20日に、下記のような企画を開催しました。 4年次は卒論、3年次は卒論構想、2年次は関心あるテーマの紹介をそれぞれ報告。当日までにレジュメの用意(印刷を含む)ができておらず、時間通りに開始できなかったことなど、段取りにいくつか課題が残っ…

書評『米国アウトサイダー大統領』(山本章子著、朝日選書、2017年)

ryukyushimpo.jp 書評を書かせていただきました。 以下は、書けなかったことですが、歴史のなかにトランプを位置づけようとする試みは、氾濫するトランプ本とは一線を画す重要な仕事だと感じました。また、既存政治(エスタブリシュメント)に対抗しうる大統…

1~3月の研究教育活動

新年がはじまりました。バタバタです。しかし、あいかわらずインフルエンザとは全く縁がありません(過去39年間、一度も罹ったことがなく、予防接種もうけたことがない)。油断せず、体調に気を付けたいと思います。 さて、琉大西洋史研究室や私個人は、1…

年内の授業終了~西洋史研究室忘年会

後期の年内の授業が昨日で無事終了。 ◆西洋史概説Ⅱでは「長い16世紀」「長い18世紀」「長い19世紀」を終え、年明けから「短い20世紀」に入ります。 ◆西洋史研究Ⅲでは、木畑洋一著『20世紀の歴史』第4章1節まで読み進めました。年明けは脱植民地化と冷戦の…

「歴史系用語精選に関するアンケート調査」の開始

www.kodairen.u-ryukyu.ac.jp 私も運営委員として携わっている「高大連携歴史教育研究会」など3つの団体を主体として、「歴史系用語精選に関するアンケート調査」を行うことになりました。上記のHPをご覧いただき、ぜひともアンケ―トにご協力いただければ幸…

卒論中間発表会

今日は西洋近現代史ゼミ4年次生の卒論中間発表会を行いました。 今日の報告者のテーマは、以下の通り。 ・19世紀ロンドンの下層社会ーディケンズ、メイヒューの視点からー ・戦間期アメリカの航空文化 ・1960年代以降のハワイアン・ルネサンス ・ゴルバチョ…

『地域から考える世界史』(勉誠出版、2017年)近刊!

blog.livedoor.jp 10月末~11月初旬に『地域から考える世界史』(桃木至朗監修、藤村泰夫・岩下哲典編)がいよいよ刊行されます。 本書は、2007年からスタートした「地域から考える世界史」プロジェクト(代表・藤村泰夫先生)に結集する全国の歴史研究者・…

地理歴史人類学専攻課程⇒地域文化科学プログラム

www.grs.u-ryukyu.ac.jp 平成30年4月より、学部改組にともなう新学部がスタートします。 文科省から正式に認可をうけ、着々と準備が進められています。 現行 法文学部人間科学科地理歴史人類学専攻 ↓ 新 国際地域創造学部国際地域創造学科地域文化科学プ…

石垣島研修 with Typhoon ( 2017年9月12~14日)

先日、西洋史近現代史ゼミを中心として石垣島に行ってきました。 目的は、ロバート・バウン号事件(1852年)と八重山戦争マラリアのついての調査および史跡訪問です。 下の写真は、名蔵湾南側の岬にある「唐人墓」。ロバート・バウン号に乗っていた苦力(中…

西洋史ゼミ・前期打ち上げ!

昨日は、ゼミの前期打ち上げ会でした! 安里界隈の中華居酒屋を学生が見つけてくれて、リーズナブルでかつおいしゅうこざいました(写真撮り忘れた・・・)。ただ、学生も琉大近辺、那覇界隈、中部、南部と居住地域がばらばらで、夜10時ごろには公共交通機関…

シンポジウム/研究会3DAYS

今週末は、シンポジウム/研究会3DAYS! (1)グアム研究 7月22日(土)は、グアムから研究者を招へいしたシンポジウム。わたくしも参加している科研による企画です。登壇するわけではないのですが、全編英語なので、ある程度英語でちゃんと質問できるよう…

琉球大学オープンキャンパス (2017年7月15日)

www.u-ryukyu.ac.jp 7月15日(土)琉球大学オープンキャンパスが開催されます。 平成30年度からの学部改組に伴って、私の所属も以下のように変わる予定です。 旧 法文学部人間科学科地理歴史人類学専攻課程 ↓ 新 国際地域創造学部国際地域創造学科地域文化科…

第12回九州西洋史学会若手部会の開催(2017年7月1日)

来る7月1日(土)、九州西洋史学会若手部会(第12回)が福岡大学にて開催されます。福岡大学、九州大学、そして、うちの琉球大学の学部生が参加します。 ※チラシは以下からダウンロードできます。 第12回若手部会チラシ.pdf - Google ドライブ 琉球大学…

大田先生のご逝去

先日の大田先生の訃報にふれ、大田先生に名誉顧問として参画いただいていた東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会事務局担当として、告別式への供花の手配、会員への追悼文の配信などを行いました。 east-asian-community-okinawa.hatenablog.com 私が沖縄に来…

いわゆる「共謀罪」に明確に反対します。

私は、いわゆる「共謀罪」(テロ等準備罪)に明確に反対します。自民党は、「中間報告」という「禁じ手」をつかってまで会期中に成立させて、加計学園問題の追求を逃れようとしていることは明白です。 私は、徹底して現在の政権に対し、批判を展開し続けます…

3年生の卒論テーマ(大枠)の確定+α

今日の西洋近現代史ゼミで、3年生ゼミ生の卒論テーマの大枠がほぼ決まりました。年代順にいえば、以下の通りです。 ・フランス革命におけるパリ民衆の暴力について ・19世紀イギリスにおける労働者/労働問題について ・ウディ・ガスリー(1940~50年代に活…

学術紹介「高大連携歴史教育研究会第2回大会に参加して―「歴史総合」をめぐって」

GWが終わり、研究を少しは進めることができたのですが、まだまだ未完成。この一週間死ぬ気で乗り切ります。 さて、私が所属する九州西洋史学会の最新号『西洋史学論集』第54号、2017年に、「学術紹介」として、「高大連携歴史教育研究会第2回大会に参加して…

新年度スタート

4月14日から今年度の西洋近現代史ゼミがはじまりました! 4年次が6名(うち1名が海外滞在中)、3年次5名の計11名。卒論の指導を進めながら、また今年も共同研究「沖縄のなかの世界史発掘プロジェクト」をやってみるつもりです。テーマも大切ですが、現…

『西洋史ゼミ論集』の発行

西洋史研究室では、昨年度からゼミ論集の刊行を開始しました。 右側が昨年度の創刊号、左側が今年度の第2号です。卒業論文全文、卒論・就活体験記、ゼミ活動の紹介などを収録しています。特に第2号は、今度西洋史研究室に入ってくる予定の2年次生に一からす…

Guam, Gun Beach

先日のグアム調査の際に、デジカメの録画機能をつかって、宿泊地から徒歩15分くらいの「ガン・ビーチ」を録画しました。 ブログに、各種ファイルをアップロードする技術を習得したつもりですので、試しに活用してみようということで、さっそく張り付けてみま…

2016年度西洋史研究報告会

2月22日、23日の二日間にかけて、大学内で「西洋史研究報告会」を開催しました。専攻の公式行事の卒論報告は一人5分で質疑なし、ですので、せっかくの作品をちゃんと披露する機会を設けようと、もう一人の同僚の西洋史の先生と相談し、企画したものです。そ…

The Last Lecture on 18, February, 2017

今日は、おなじ歴史学コースの同僚である山里純一先生(ふだんは固有名詞は極力明記しないようにしていますが、今回は特別編です)の最終講義および退職記念パーティーが開催されました。 山里先生は、①日本古代財政史研究、②古代南島関係史研究、③まじない…

ゼミのオリエンテーション、卒論報告会

今日の午前中、私のゼミに入る予定の新3年生へのオリエンテーションを行いました。今年は5名ということで例年になく多くなります(例年とはいえ、まだ来年度で3年目ですが・・・)。この春休みの間に、関心のあるテーマのついての文献リストを作成しても…

歴史教育・大学教育の未来

昨日31日に、うちの「教育実践演習」の1コマをお借りして、歴史教育講演・座談会を開催しました。北海道の通信制高校で教鞭をとられ、長らく教科書作成・歴史教材作成に携わってこられた先生にお越しいただき、様々な知見を学生たちと共有しました。 テーマ…