~<沖縄のなかの≪世界史>のなかの沖縄≫~

琉球大学西洋近現代史(池上大祐)研究室の教育・研究活動の記録ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史・世界史を学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

西洋史ゼミ・前期打ち上げ!

昨日は、ゼミの前期打ち上げ会でした! 安里界隈の中華居酒屋を学生が見つけてくれて、リーズナブルでかつおいしゅうこざいました(写真撮り忘れた・・・)。ただ、学生も琉大近辺、那覇界隈、中部、南部と居住地域がばらばらで、夜10時ごろには公共交通機関…

シンポジウム/研究会3DAYS

今週末は、シンポジウム/研究会3DAYS! (1)グアム研究 7月22日(土)は、グアムから研究者を招へいしたシンポジウム。わたくしも参加している科研による企画です。登壇するわけではないのですが、全編英語なので、ある程度英語でちゃんと質問できるよう…

琉球大学オープンキャンパス (2017年7月15日)

www.u-ryukyu.ac.jp 7月15日(土)琉球大学オープンキャンパスが開催されます。 平成30年度からの学部改組に伴って、私の所属も以下のように変わる予定です。 旧 法文学部人間科学科地理歴史人類学専攻課程 ↓ 新 国際地域創造学部国際地域創造学科地域文化科…

第12回九州西洋史学会若手部会の開催(2017年7月1日)

来る7月1日(土)、九州西洋史学会若手部会(第12回)が福岡大学にて開催されます。福岡大学、九州大学、そして、うちの琉球大学の学部生が参加します。 ※チラシは以下からダウンロードできます。 第12回若手部会チラシ.pdf - Google ドライブ 琉球大学…

大田先生のご逝去

先日の大田先生の訃報にふれ、大田先生に名誉顧問として参画いただいていた東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会事務局担当として、告別式への供花の手配、会員への追悼文の配信などを行いました。 east-asian-community-okinawa.hatenablog.com 私が沖縄に来…

いわゆる「共謀罪」に明確に反対します。

私は、いわゆる「共謀罪」(テロ等準備罪)に明確に反対します。自民党は、「中間報告」という「禁じ手」をつかってまで会期中に成立させて、加計学園問題の追求を逃れようとしていることは明白です。 私は、徹底して現在の政権に対し、批判を展開し続けます…

3年生の卒論テーマ(大枠)の確定+α

今日の西洋近現代史ゼミで、3年生ゼミ生の卒論テーマの大枠がほぼ決まりました。年代順にいえば、以下の通りです。 ・フランス革命におけるパリ民衆の暴力について ・19世紀イギリスにおける労働者/労働問題について ・ウディ・ガスリー(1940~50年代に活…

学術紹介「高大連携歴史教育研究会第2回大会に参加して―「歴史総合」をめぐって」

GWが終わり、研究を少しは進めることができたのですが、まだまだ未完成。この一週間死ぬ気で乗り切ります。 さて、私が所属する九州西洋史学会の最新号『西洋史学論集』第54号、2017年に、「学術紹介」として、「高大連携歴史教育研究会第2回大会に参加して…

新年度スタート

4月14日から今年度の西洋近現代史ゼミがはじまりました! 4年次が6名(うち1名が海外滞在中)、3年次5名の計11名。卒論の指導を進めながら、また今年も共同研究「沖縄のなかの世界史発掘プロジェクト」をやってみるつもりです。テーマも大切ですが、現…

『西洋史ゼミ論集』の発行

西洋史研究室では、昨年度からゼミ論集の刊行を開始しました。 右側が昨年度の創刊号、左側が今年度の第2号です。卒業論文全文、卒論・就活体験記、ゼミ活動の紹介などを収録しています。特に第2号は、今度西洋史研究室に入ってくる予定の2年次生に一からす…

Guam, Gun Beach

先日のグアム調査の際に、デジカメの録画機能をつかって、宿泊地から徒歩15分くらいの「ガン・ビーチ」を録画しました。 ブログに、各種ファイルをアップロードする技術を習得したつもりですので、試しに活用してみようということで、さっそく張り付けてみま…

2016年度西洋史研究報告会

2月22日、23日の二日間にかけて、大学内で「西洋史研究報告会」を開催しました。専攻の公式行事の卒論報告は一人5分で質疑なし、ですので、せっかくの作品をちゃんと披露する機会を設けようと、もう一人の同僚の西洋史の先生と相談し、企画したものです。そ…

The Last Lecture on 18, February, 2017

今日は、おなじ歴史学コースの同僚である山里純一先生(ふだんは固有名詞は極力明記しないようにしていますが、今回は特別編です)の最終講義および退職記念パーティーが開催されました。 山里先生は、①日本古代財政史研究、②古代南島関係史研究、③まじない…

ゼミのオリエンテーション、卒論報告会

今日の午前中、私のゼミに入る予定の新3年生へのオリエンテーションを行いました。今年は5名ということで例年になく多くなります(例年とはいえ、まだ来年度で3年目ですが・・・)。この春休みの間に、関心のあるテーマのついての文献リストを作成しても…

歴史教育・大学教育の未来

昨日31日に、うちの「教育実践演習」の1コマをお借りして、歴史教育講演・座談会を開催しました。北海道の通信制高校で教鞭をとられ、長らく教科書作成・歴史教材作成に携わってこられた先生にお越しいただき、様々な知見を学生たちと共有しました。 テーマ…

科研費研究会の開催(2017年1月27日)

明日27日に上記内容の科研研究会を開催します。 小笠原群島・硫黄列島という島嶼地域の歴史や社会状況から、透けて見える「帝国秩序」(大日本帝国からアメリカ「帝国」へ)の論理とは何か。そしてその論理に埋もれてきた人々の声とはどのようなものか。西洋…

書評『新しい日米外交を切り拓く』

www.okinawatimes.co.jp 紹介が遅くなりましたが、1月7日の沖縄タイムスに書評を書かせていただきました。 学術書以外の書物を評したのは今回が初めてで、すでに出ている他紙の書評も読みつ、切り口をいろいろと模索しました。まずはきちんと内容に寄り添っ…

新年スタート

年末年始休暇中に、ただ堰き止めていただけの仕事を粛々とこなしていたら、もう半月が経ってしまいました。今年もなにとぞよろしくお願いいたします。 <西洋近現代史ゼミ> 昨年11月末に報告させていただいた学生による共同研究報告「ドイツ商船R・J・ロベ…

外国語を鍛える

西洋史学を志す学生は、どこの国や地域を専攻するにしても、まずは英語の文献や論文をきちんと読むことが土台になります。大学院に進学する場合は、プラス対象地域の言語の習得も必要になります。 私はアメリカ史を一応の専門分野としてきたので、英語を徹底…

後期授業の折り返し

講義も明日から第8週目の折り返しに。 今年は板書方式をほぼ一切すてて、人数の多い講義形式の授業(西洋史概論Ⅱ)ではPPTを、15名程度の授業(西洋史研究Ⅳ)では有賀夏紀・油井大三郎編『アメリカの歴史』(有斐閣、2003年)をテキストにし、毎回の学生に…

アメリカ大統領選後

www.okinawatimes.co.jp 先日、人生で初めて新聞の取材を受けました。 事前に最低限の準備はして(久保文明編『アメリカ外交の新潮流―リベラルから保守までー』財団法人日本国際問題研究所、2007年を慌てて読み返す等・・・)、いただく質問に対して、言葉を…

第11回九州西洋史学会若手部会のお知らせ(11月27日開催@福岡)

きたる11月27日(日)、九州西洋史学会若手部会が開催されます。九州を中心に各地の大学から結集した学生たちが卒論・修論の内容について発表します。私のゼミメンバーは、ちょっと趣向を変え、共同研究として発表させていただくことになりました(2部会ぶ…

移民資料展「ウチナーンチュの世越の肝心」

2016年10月27日から、第6回世界のウチナーンチュ大会が開催されるにあたり、沖縄県立博物館・美術館では、特別企画移民資料展「ウチナーンチュの世越の肝心」が開催されています。さっそく昨日,見に行きました。 19世紀末から戦後にかけて、多くの沖縄から…

勝連城跡でローマ帝国・オスマン帝国銅貨が発見される

表題に関する記事が、9月27日付けの琉球新報、沖縄タイムス両紙の1面で取り上げられたことから、せっかく沖縄にいるのなら、ということで現地に行ってみました。下写真は、銅貨が発見された勝連城跡(現在のうるま市)です。 勝連城の概要については、下記…

宮古島調査研修旅行☆2016.9.14-16

西洋史ゼミ研修旅行で、宮古島へ行ってきました。 目的は、「宮古島のなかの世界史」を発掘すること。具体的には、19世後半のドイツ商船遭難を契機としたドイツー宮古島ー日本ー世界を取り結ぶ歴史をひもとくため、「うえのドイツ文化村」や、海難事故に関す…

公開シンポ「東アジア共同体と沖縄の未来」(9月11日開催@琉球大学)

今週末の日曜日、上記のシンポが開催されます。 「東アジア共同体」はいかにして可能かー。あらゆる知見を結集させ、未来を展望していきます。わたくしも、「アジア主義」をめぐる歴史について関心があり、アメリカ現代史という専門分野を超えて、「世界史」…

28日からKirksvileへ

ワシントンDCでの史料収集を終え、明日からセントルイス経由で、カークスヴィルに行きます。そこにはトルーマン州立大学があり、そこの図書館に、ジョン・コリア(John Collier)文書(マイクロフィルム)が所蔵されているので、それを閲覧しにいきます。は…

ワシントンDCでの史料収集活動

I got over jetlag finally! 渡米して5日目の夕方。これまで時差ボケで、この時間帯が一番きつかったのですが、やっと今日落ち着いて、まともな夕飯を食べることができました。 さて現在、アメリカ国立公文書館別館(National Archives Ⅱ:メリーランド)…

☆西洋史ゼミ前期打ち上げ☆

先日、西洋史ゼミ学生との前期打ち上げを行いました。 場所は、県庁前の「ぱれっとくもじ」最上階のビアガーデン。 いつもの琉大近辺での宴会とは趣をかえて、ちょっと夏らしくしてみました! 渡米前の、ほっとするひとときでした。充実した夏休みになること…

歴教協沖縄大会の開催(8月5日~7日)

2016年8月5日(金)~8日(日)に、歴史教育者協議会全国大会・沖縄大会が開催されます。全国の社会科をはじめとする教員たちが、日ごろの教育実践を披露し、議論し、共有する場です。どのような教材をつくっているのか、どのような工夫がなされているのか、…

「歴史総合」(仮称)を考える日ー高大研第2回大会

www.kodairen.u-ryukyu.ac.jp 7月31日(日)、高大連携歴史教育研究会第2回大会が、神戸で開催されます。 「歴史総合」(仮称)の内容をどうすべきか。 歴史的思考力を育成する方法は何か。 文科省の動向や方向性はどこにあり、我々はどうやって向き合って…

オープンキャンパスのあり方を考える

7月16日(土)に琉球大学オープンキャンパスが開催されました。 わたくしも、所属する専攻の「歴史学コース」の取り組みの一環として「西洋史学」のブースを設置し、40~50名の高校生に対し西洋史の文献の種類、卒論テーマの決め方などを、パネルをつかって…

ビブリオバトルに参戦!

7月17日(日)、九州大学箱崎キャンパスにて「九州西洋史学会若手部会☆ビブリオバトル」が開催されました。 ご承知のことと思いますがビブリオバトルとは、5名前後のグループごとに各人5分ずつの持ち時間を使って、読んできた文献を「魅力的」にプレゼンし…

太平洋核実験70年

今月の7月24日に、「太平洋核実験70年」と題する企画が開催されます。 基調講演される竹峰誠一郎先生から、本企画についてご紹介いただき、わたくしも出席することにいたしました。 1946年7月1日は、ビキニ環礁での原爆実験「クロスロード」作戦が行われた日…

高大連携歴史教育研究会に関するイベント情報

www.kodairen.u-ryukyu.ac.jp 今週末の6月25、26日に、高大連携歴史教育研究会第3部会・第4部会・第5部会合同中間研究会が東京大学駒場キャンパスにて、開催されます。 私も、担当している共通教育科目「西洋の歴史と文化」で、”太平洋からみた西洋史”と…

2016年度 沖縄県歴史教育者協議会総会(6月18日開催)

教材研究の場として私も参加させていただいている「沖縄県歴史教育者協議会総会」が明日開催されます。 在日米軍基地が沖縄に集中しているという「特殊性」と、世界中に800以上の米軍基地がある、という「普遍性」をどのように組み合わせて、教材化すべきか…

ビブリオバトル in 九州

私が所属する「九州西洋史学会」では、九州圏内を中心に西洋史を学ぶ学部生や院生の交流の場を設け、若手の育成を図ろうということで、2012年に「若手部会」を発足するにいたりました(わたくしも設立・運営に携わっていました)。 【詳細は⇒ 若手部会 …

ゼミ・プロジェクトの段取り

「宮古島のなかの世界史発掘プロジェクト」(宮古世界史プロジェクト)に関する予算は、残念ながら付きませんでしたが、手弁当でもよいので、まずは何かひとつ成果をつくりたいということで、プロジェクトそのものは、そのまま進めることにしました。 研究の…

「宮古島のなかの世界史プロジェクト」始動!

先日のゼミから、新しいゼミメンバーを中心とした共同研究がスタートしました。テーマは、「宮古島のなかの世界史プロジェクト」として、旧上野村に設立されている「ドイツ文化村」をめぐる歴史を改めて掘り起こします。 1870年代に、宮古島民がドイツ難破船…

最近参加した研究会情報

5月末から今日にかけて、以下のテーマの研究会および学会に参加しました。 ・5月26日:ブーゲンヴィル島における第二次世界大戦の記憶(於琉球大学、国際沖縄研究所) ・5月28日~29日:軍事・社会空間の形成と変容[行政協定・沖縄・グアムについて](於明…

新ゼミ生の卒論テーマ(大枠)の確定

本日のゼミで、新ゼミ生の卒論テーマの大枠がほぼ確定しました。 概要は以下の通りです。 ・1920~30年代におけるアメリカの航空機(産業)関係について ・1930年代前半のナチ政権の確立過程 ・ハワイアン・ルネサンス/ハワイ文化復興運動/ハワイ主権獲得…

はじめての共同研究報告

先日の西洋近現代史ゼミで、昨年秋から始動した現4年生(3名)からなる共同研究チームの研究発表会を行いました。 テーマは、「歴史のなかの新聞」。開始時に、私から提示したジェンダー、戦争、衣服、食、貧困などのキーワードのなかから、学生自身が「新…

書評『核の戦後史』を書かせていただきました

ryukyushimpo.jp 先日、書かせていただいた書評です。 私が大学院修士まで、実質的な指導教員としてお世話になった西嶋有厚先生(福岡大学名誉教授)からいただいた様々な知見を大いに生かすことができました。 『核の戦後史』は、沖縄にいる私たちにも、現…

「熊本地震」被災歴史資料保全活動

siryo-net.jp 私の所属する九州歴史科学研究会も歴史資料ネットワークと連携し、2016 年熊本地震による被災歴史資料保全活動への支援募金を呼びかけています。 私自身は、日本の古文書を専門的に扱う技術はないので、現地でできることはそうそうなさそうです…

日本学術会議提言「「歴史総合」に期待されるもの」

www.scj.go.jp 日本学術会議が、提言「「歴史総合」に期待されるもの」を5月16日に公表しました。 「世界史」と「日本史」を融合させた新科目の設定が現在文科省で議論されており、わたくしも参加している「高大連携歴史教育研究会」でも、その内容構成、入…

「本土復帰」

今日(明けて昨日)は、沖縄復帰の日。 【1972年5月15日】 沖縄返還 東京、那覇で復帰式典 - YouTube 「本土に復帰」したことの意味を、いろいろと複雑な気持ちで考えています。一体、「どこに/何に戻った」というのだろうか・・・。「国家」と「国家」の境…

第66回日本西洋史学会(於慶應義塾大学、2016年5月21~22日 )

来週5月21日~22日は、第66回日本西洋史学会が、慶應義塾大学で開催されます。 5月21日の公開講演は、以下のとおりです。 木畑洋一(成城大学教授) 近現代世界とヨーロッパの位相 鈴木董(東京大学名誉教授)イスラムの衝撃と近現代西欧 西洋史を批判的にと…

ブログを開設しました。

このたび、活動ブログを立ち上げました。 西洋史近現代史に関する教育、研究、地域活動に関する実践や、基本的な学界動向、読書案内について記事にまとめていきます。 西洋史や世界史を現在学んでいる大学生はもちろんのこと、将来学びたいと考えている中高…