We shall overcome- 沖縄と世界史-

琉球大学西洋近現代史(池上大祐)の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史・世界史を学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

第69回日本西洋史学会@静岡に行ってきた

先日の5月18日、19日に第69回日本西洋史学会@静岡に参加してきました。公開講演、自由論題報告、小シンポジウムで大いに刺激をうけるとともに、19日夜には、若手有志のゆるやかな飲み会にも数年ぶりに参加しました。ツイッター上で交流させていただいている…

研究会を運営することの課題

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-913831.html 昨日は、私が事務局を担当している「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」の第18回公開シンポジウムが開催されました。内容はとても充実していて、保守を自称する側の論理の在りように迫る報告、辺野古での戦…

2019年度共同研究テーマの決定ー伊江島

昨日のゼミで、今年の共同研究テーマが決まりました。「伊江島からみた世界史ー戦争・基地・平和(教育)実践ー(仮)」といった感じになりそうです。 平和教育の観点から沖縄戦、米軍基地問題をテーマにしたい、というゼミ生たちからの積極的な意見があり、それ…

西洋史歓迎会@牛角

今日は、西洋史研究室(中世史、近現代史合同)新3年次歓迎会を大学東口近くに新オープンした「牛角」さんで開きました。学生の生活圏も北はうるま市、南は糸満市とバラバラなので、週末に開く場合には場所にいつも悩むのですが、迷ったときは琉大近辺というこ…

2019年度西洋近現代史ゼミのスタート!

今日から2019年度のゼミがスタートしました! 早速4年生には、洋書の収集状況について簡潔に報告してもらいました。英語論文の他、研究対象とする時期当時(1920年代のハワイ)の新聞資料も懸命に読み進めているようで、日本語の新聞とはいえ、一次史料(厳密に…

いろいろ買っちった…。

来週から講義がスタート。ジュンク堂に行くとついつい買ってしまいますね…。 今年の共通教育科目「西洋の歴史と文化」は例年の西洋近代現代史通史から変えて、アメリカ史(テーマ史)を行います。米領島嶼地域も視野に入れた構成にし、理解が深まるような問い…

奪われた野にも春は来るか

先日20日、4年次生を無事送り出しました。 恒例の『西洋史ゼミ論集』第4号とネーム入り万年筆をゼミ卒業生へ。逆に卒業生からも、ネーム入りボールペンをいただきました。日頃から「書く」ということから目を背けなかった彼ららしい贈り物で、大切に使いたい…

グアム大学への行き方(ローカルバスを使う)

現在、グアムに出張中です。グアム大学ミクロネシア地域研究センターでの史料調査、史跡巡検、研究者との交流をコツコツと進めています。明日は、戦跡ガイドツアーに参加する予定です。 さて、今回はグアム大学への行き方についてご紹介します。タクシーやレ…

2018年度 西洋史研究報告会、無事終了!

ここ三日間、こんな行事をやってました。 4年次は卒論発表、3年次は卒論中間報告、2年次は関心あるテーマの紹介、という内容。特に4年次は報告1時間、質疑1時間とってみっちり議論!疲労しつつも、色々な議論ができたと思います。 加えて、ゼミで進めている…

後期のゼミが終了!

新年最初の記事になります。 あっという間に過ぎ去って行こうとする1月。先日卒業論文の提出日を迎え、力作が集まりました。2月20日〜22日には、毎日朝から夕方まで西洋史研究報告会を開催します。4年次は報告1時間、質疑1時間のデスマッチ?です!「過ぎ去…

2018年のゼミ活動を締めくくる

昨日で年内の講義やゼミが無事終わりました。 今年は、未発行[編集中]のものも含めて、以下の文章を書きました。 ・論文2本: 上原専禄論、南太平洋非核地帯構想 ・教科書(概説書): 日米安保について(一章分を担当) ・書評: 『核密約から沖縄問題へ』、『沖…

後期新科目「歴史総合」始まる

後期から新設科目「歴史総合」が始まりました。新学部である国際地域創造学部1年次が主な対象で、2年次以上の旧カリキュラム適用学生(彼らは法文学部)の「西洋史概論Ⅱ」との併設で開講しています。 4年後の新学習指導要領を見越しての科目設置で、日本史、東…

宮古島研修、2018年9月12日―14日「久松五勇士」

今年の9月12日―14日、西洋近現代史ゼミ研修として、宮古島に行ってきました。ゼミ生による共同研究の一環で、今年のテーマは「久松五勇士の顕彰方法・内容をめぐる記憶継承について(仮)」。日露戦争時に、バルチック艦隊が宮古島付近に接近したという…

アメリカ滞在記、2018年夏

8月21日から9月4日までワシントンD.C.に滞在し、アメリカ国立公文書館で史料調査を進めておりました。今回は1940年代の米海軍太平洋艦隊司令部を紐解き、グアムやマリアナ諸島、他旧日本委任統治領に対する軍政統治関連史料を閲覧・撮影してきました。グアム…

西洋史研究室前期打ち上げ☆

今日は西洋史研究室前期打ち上げでした! もともと人数の多い4年次はなかなか忙しく、連絡の行き違いもあったようで全員は揃わなかったのですが、歓談を通じて前期の疲れを癒すことができたのではないかと思っております。 車で移動する学生が大半ということ…

翁長知事の訃報に寄せて

この数日間の激動に、私自身の思考がまだ追いつきません。「売国奴」「中国の手先」呼ばわりしてきたネトウヨたちは、翁長知事の死を嬉々として喜んでいる言説を吐き出しているそうです。これが日本という社会の惨状です。 当然、翁長県政を神格化する必要は…

明日から京都!

先日、同僚の日本史の先生から梨を頂きましたー。 レポート採点や事務仕事の合間に研究室でさばいてさっそく食しました。瑞々しくて、爽やかな気分になれました! さて明日から6日まで歴史教育者協議会京都大会に参加し、最新の歴史教育実践を学んできます。…

◆2018年度琉球大学オープンキャンパス・地域文化科学プログラムのご案内◆

www.u-ryukyu.ac.jp 明日、7月14日(土)は琉球大学オープンキャンパスです。 多くの高校生のご参加をお待ちしております! ☆高等学校の地理歴史、中学社会の教員を目指す方! ☆学芸員をとって、文化財行政に携わりたい方! ☆地理学・歴史学・考古学・人類学…

西洋史ゼミ共同研究2018年ー宮古島における「久松五勇士」について

今年も、西洋史近現代史ゼミでは、学生たちによる共同研究「沖縄のなかの世界史発掘プロジェクト」を行います。今年のテーマは、宮古島の「久松五勇士」です。 1905年の日露戦争時に、バルチック艦隊を発見した宮古島久松の5人漁師たちがその情報を電信基地…

済州島滞在記

5月11日に済州大学での研究報告を無事終えて、昨日12日は、済州大学の先生ご夫妻のご好意で、済州島西部の旧日本軍関連戦跡にご案内していただきました。本当にありがたかったです。 西南部区域には1930年代から日本軍飛行場(「アルトゥル飛行場)が建設され…

「地域と世界史をつなぐー琉球・沖縄の視点からー」(研究会企画)

今夏までに新しく設立される予定の研究会の6月例会企画立案を、今年の3月ごろにおおせつかり、ずっと暗躍しておりました。このたび、プログラムが完成! 「地域と世界史をつなぐー琉球・沖縄の視点からー」 と題する企画です。 歴史実践―教育・研究・展示ー…

2018年度☆西洋近現代史ゼミ開始!

今日から、西洋近現代史ゼミがはじまりました。 3名の新3年次が仲間入りです。着任時(2015年)の4年次を第1期とすると、いわゆる第5期メンバーですね。なんだかんだでここまで重ねてきました。 入学年度はバラバラなメンバーですが、共同研究を含めた…

所属名の変更

いよいよ新年度です。 学部改組に伴い、今年から私の所属が「国際地域創造学部 地域文化科学プログラム」になりました。でも特段、やるべきことは変わりません。今年も西洋史研究室をしっかりと盛り上げて、学びの場を作っていけたらと思います。 写真は、研…

”風に向かって立つライオン”

今日(昨日)は、琉球大学の卒業式でした。 卒業生たちが手に持っているのは、卒論本文・卒論執筆体験記・ゼミ活動紹介・卒業生へのメッセージ等を収録した『西洋史ゼミ論集』第3号です。頑張って編集して、今日お渡しすることができました(&ゼミ生には、…

3・11

7年前の3・11は、母校である福岡大学で、翌4月から発足する予定の研究所(福岡・東アジア・地域共生研究所)の立ち上げ準備業務を担当していたときであった。午後3時過ぎ頃のネットニュースで、茨城県沖で地震発生→東北で地震発生と2段階で報道を見た…

2017年度琉球大学西洋史研究報告会の開催

2月19~20日に、下記のような企画を開催しました。 4年次は卒論、3年次は卒論構想、2年次は関心あるテーマの紹介をそれぞれ報告。当日までにレジュメの用意(印刷を含む)ができておらず、時間通りに開始できなかったことなど、段取りにいくつか課題が残っ…

書評『米国アウトサイダー大統領』(山本章子著、朝日選書、2017年)

ryukyushimpo.jp 書評を書かせていただきました。 以下は、書けなかったことですが、歴史のなかにトランプを位置づけようとする試みは、氾濫するトランプ本とは一線を画す重要な仕事だと感じました。また、既存政治(エスタブリシュメント)に対抗しうる大統…

1~3月の研究教育活動

新年がはじまりました。バタバタです。しかし、あいかわらずインフルエンザとは全く縁がありません(過去39年間、一度も罹ったことがなく、予防接種もうけたことがない)。油断せず、体調に気を付けたいと思います。 さて、琉大西洋史研究室や私個人は、1…

年内の授業終了~西洋史研究室忘年会

後期の年内の授業が昨日で無事終了。 ◆西洋史概説Ⅱでは「長い16世紀」「長い18世紀」「長い19世紀」を終え、年明けから「短い20世紀」に入ります。 ◆西洋史研究Ⅲでは、木畑洋一著『20世紀の歴史』第4章1節まで読み進めました。年明けは脱植民地化と冷戦の…

「歴史系用語精選に関するアンケート調査」の開始

www.kodairen.u-ryukyu.ac.jp 私も運営委員として携わっている「高大連携歴史教育研究会」など3つの団体を主体として、「歴史系用語精選に関するアンケート調査」を行うことになりました。上記のHPをご覧いただき、ぜひともアンケ―トにご協力いただければ幸…