We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

パラオ滞在ー調査編

昨日と今日はパラオ短期大学図書館で資料調査行いました。ホテルから徒歩5分で行ける便利さ(まあ、大学に近いことを条件に探した結果なのですが)!

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入口近くに設置されてた銅像は、先日アップしたブログ記事でも触れた、18世紀にイギリスに帯同したパラオ人のリー・ブー王子(族長の息子)です。パラオへの帰国が叶わずロンドンで天然痘で亡くなったそうです。

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図書館地下一階に「パシフィック・コレクション」のコーナーがあり、ミクロネシア議会とアメリカとの政体交渉の記録や、1940-60年代のミクロネシアの政治的地位に関する修士論文なども所蔵されています。

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撮影も可能で、とても便利でした。「南太平洋委員会」の議事録もあったのですが、その撮影までは時間的に厳しかったのでそれはまた次の機会に。今後は、ミクロネシア連邦マーシャル諸島の短大図書館にも行ってみたいですね。「聞き取り」のノウハウを持っていない自分にできることは、資料調査くらいですから。ミクロネシア(地理的にはグアムも含む)の戦後史を軸としながら足元の沖縄から発信できる太平洋世界史を描けないものか、考えたくなってきました。と同時に、地道な個別実証論文もしっかり書かねばなりません。頑張ります。

 ⭐️

(おまけ)昨日・今日の外食の写真です。タイ料理屋のカレーはココナツのコクとスパイシーさとバジルの爽やかさがマッチして安定のうまさでした(上)。大学近くにあるインドカレー屋のランチはなんと夢のビュッフェ形式! 22ドルは相応の値段。2周したし美味しかった(中央)!和食屋の漬け丼の魚はパラオで取れた活魚で、魚種はわからないけど、味はイサキっぽくてこれも美味しかったです🐟(下)。

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