We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

サイパン滞在ー絶望編

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8月17日のサイパン滞在最後の夜、靴の片方が何者かに持ち去られました。宿は長屋構造で入口が直接外界に開かれているタイプ(説明が下手?)。律儀に靴を入口の外に置いていた自分の無能さに絶望します。徒歩30分ほどかかる北マリアナ大学に行き来する際に道中のすべての飼い犬たちから、何か恨みでもあるのかというレベルで獰猛に吠えられ続け、鎖で繋がっていない犬には追いかけられる。慌てて逃げようとすれば、歩道というものがほぼ存在しない道路状況で、どんどん走行してくる車にも気をつけないといけないという地獄。・・・靴を片方だけ持ち去るという合理性のなさは、きっと犬の仕業だと思い込もうとしています。もう犬が嫌いになりそうなので、先ほどYou tubeで豆柴系の動画をみました。癒されました。

8月9日から17日までサイパンに滞在したが、晴れたのは15、16、17日の三日間だけ。あとは台風7号の影響か雨風が強く、ちょっとだけ空が見えてもスコールが降ってびしょ濡れになったり。

泥濘も、水たまりも、道なき道も共に歩んできた靴の片割れは、私の今回の旅の「友」である。最後まできちんと沖縄の自宅に持って帰ります。

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今日からまたグアムに戻り、タモン地区のホテルにいます。実は初めてマイクロネシアモールに行きました。観光用バス「赤いシャトル」にはキラキラした家族や恋人たちが南国リゾートを楽しんでいました。空港からホテルに向かう中タクシーの運転手から「なんで一人で来たの?「サビシイ」ね♪」と言われたことを思い出して、周りの人たちと狂ったように晴れ渡る空があまりに眩しすぎて、また絶望しました。眩しすぎるので、私は再度足元をおろそかにすまい、と下を向きます。

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マイクロネシアモールで買った新しい靴です。9月から滞在するワシントンD.C.ではせめて持ち去られないように気をつけようと思います。ちょっとだけ気分が晴れました。

 

※最近「地獄海外難民」さんのYoutubeをよく見ているので、その語り口調の影響をうけています。今の私のメンタルにちょっとだけ近くてつい見てしまいます。アメリカ社会の一端も見えてくるのでお勧めです。

サイパンの歴史と比べれば、何が絶望か!とお叱りを受けるかもしれません。まだにその通りです。この程度で絶望という言葉を安易に使う自分に絶望しています。史跡編はまた後日整理します。