We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

2023年度の長期研修計画!

先日の教授会で報告事項として紹介していただいたことから、正式に2023年度の「長期研修」が承認されることとなりました。期間は6月20日から12月20日の半年間で、目的は史料・史跡調査です。行き先は以下を想定。

東京→グアム・北マリアナ諸島→京都→ワシントンD.C.→他、マーシャル諸島パラオなど可能な限り太平洋島嶼に行く→沖縄県内各地

どの行き先でもだいたい3〜4週間ごと滞在して、公文書館大学図書館、研究所を拠点に、主にアメリカのマリアナ諸島統治(グアム含む)についての史料・戦跡調査を行う予定です。特に7月21日前後にはグアムに滞在する予定で、初めて実際に、Liberation Day(解放記念日)のパレードの様子をみようと思っています。とても楽しみです。

合間に沖縄に戻って、荷物の整理やゼミ生と研究打ち合わせをして次の行き先へ、という感じになります。つまりは「短期滞在の束」で長期研修を構成するというちょっと変わった方法となっています。

そうしたことにも事情があります。卒論生・修論生が在籍していることもあって流石に丸一年の在外研究は無理と判断。また、そもそもアメリカやグアムで生活する場合は円安の状況も相まって家賃が月20万以上とかになるようで、月給の大半がそれだけに消えてしまい、生活維持自体が困難であること(今住んでるアパートを引き払うわけにもいかないし)も理由になります。在外研究期間中の生活費はみなさん、どうされてるんですかね…。

なお2023年度の科研費が採択されなかったら、大学からの研究費(年間20万)分以外は、移動にかかる旅費は全て自腹になります。それでも、授業や校務から離れて、研究に専念できる機会があるのは本当にありがたいです。次の単著執筆に向けて、しっかり頑張りたいと思います。英会話もちゃんとやらないとなぁ。

 ⭐️

12月締切の原稿がまだまだ終わりそうもないし、卒論・修論草稿のチェックも控えているし、年末の帰省でも仕事を持って帰ることになりそうです💦