We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

いつのまにか五月💦

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今年から、歴史学系の共通教育科目名を、日本、東洋、西洋に分けるのではなく、授業スタイルや枠組みで分けることにしました。私の担当科目名は、「西洋の歴史と文化」から「歴史を考える」へ変更。グループ討論を軸に、歴史的思考力とは何か、を意識しながら、一冊の本を徹底的に読み倒すことを目指します。テキストは上杉忍著『アメリカ黒人の歴史』(中央公論新社、2013年)です。

原則対面ですがコロナ感染リスクを避けたい学生にのみzoom対応もしてるので、毎回30分前には教室に行ってハイブリット環境のセッティングをやっています。zoom参加者もグループ討論に参加できており、システム上はなんとか上手くいっています。

講義内容も、PPTを作り込んで講話するやり方をできる限り控えて、グループ討論で出た論点や疑問点をその場で受け止めて、コメントするという方法に挑んでいます。ここは質問がくるかな、解説が必要かなと見越して事前にスライドや資料を用意することもありますが、基本的には学生とのキャッチボールを大事にしてきます。何よりもみんながきちんと予習してきてくれているので、私の受け止める力が一層試されていてよい緊張感があります。引き続き、学生たちと一緒に「歴史を考えて」いきたいと思います。

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この間色々と忙しく、特に3〜4月はこの件でずっと奔走しておりました。英米国史研究者のA・G・ホプキンズ先生をお招きする研究会を無事開催する運びに。私の拙い英文メールにも丁寧に対応してくださり心から感謝しております。英会話がてんでダメなので、不安しかないのですが、同僚に助けていただきながらなんとか乗り切りたいです。ということで今年の日本西洋史学会には参加できず。

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先日、金曜日ロードショーで「魔女の宅急便」が放送されたようですが、沖縄では日テレが映らないこともあって、原作小説全巻セットをポチりました。届くのが早かった。息抜きで読みます〜。

ちなみに先日の春の天皇賞は、見事三連複馬券を当てました。情報を集めて予想するのは楽しいし、馬はやっぱりかっこいいですね。