https://www.minervashobo.co.jp/book/b602473.html
書影が出てました。編者のひとりとして奮闘してきた『島嶼地域科学を拓く』がもうすぐ刊行されます!琉球大学島嶼地域科学研究所主幹の共同研究プロジェクトメンバーによる作品です。「あとがき」にも書きましたけど、論点シリーズやよくわかるシリーズから着想を得て、メンバーそれぞれの専門分野の魅力や研究キーワードのエッセンスをコンパクトに紹介する内容です。
コロナで島嶼の現地調査がほぼストップしてしまった状況に本当に苦慮しましたが、何とか、メンバー間で学際的につながってきた経験を形にすることができたのではと。
島嶼とは何か、島嶼から何が見えてくるのか、という理論面については私はまだまだ不勉強なのですが私が担当した箇所では、太平洋史や「地域」についてこれまで考えてきたことのエッセンスは随所に入れ込んだつもりです。高校で始まる「総合的な探究の時間」の教材や参考図書になれば、という思いも込めています。これからもより一層、島嶼地域科学は何を目指すものなのかを意識しながら、自分の専門分野を鍛え上げていきたいと思います。
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私が関わった、絶賛販売中の『つながる沖縄近現代史』、2月末に出たばかりの『つながる政治学』[改訂版]、そして本書の三冊は、コンセプト上「つながる」三部作とも言えそうですね。周りの優れた研究仲間にお声かけいただき、(きつかったけど…)貴重な機会をいただいたことに改めて感謝いたします!