We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

学会参加@仙台

日本国際政治学会に久しぶりに参加しました。仙台空港のカフェで本記事を書いています。

初日:部会3国際政治史は刷新されるのか?、アメリカ政治外交分科会

2日目:部会6政治と音楽、院生・若手研究Ⅱ、国連研究分科会、共通論題

3日目:日本外交史分科会Ⅲ

ショスタコーヴィチ研究やベルギー領植民地をめぐる国際政治史を修論テーマとする院生のためになんかヒントになればと思って門外漢ながら参加したパネルもあり、脳内が飽和状態ですが、そこまで私のこれまでの指導や助言も的外れではなかったかな、と安堵することができました。本日の「安保と沖縄」セッションで取り上げられていた、「重光構想」や「重光・ダレス会談」について私ももっと勉強しないと、これから本格的に研究するつもりの1950年代アメリカのミクロネシア(特にマリアナ諸島)統治政策の理解も薄くなってしまう、と反省した次第です。仲吉良光の復帰運動もとても興味深かったです。彼の評伝はもとより、いろんな運動家の群像を描く現代史研究が本格化するといいですね(私が知らないだけかも・・・)。

もっと事前にペーパーを読み込んで、しっかり質問できればよかったのですが、それでも最新の研究をたくさん聞くことができて大いに学ぶことができました。対面ならではの緊張感ってやっぱりありますよね。報告者の皆様、討論者の皆様、司会・運営スタッフの皆様、貴重な場をご準備くださりありがとうございました。

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合間にささやかな戦跡巡りを。

以下は、仙台駅近くのアーケード内にある仙台空襲の説明板及び銘板。このあたりが爆心地だったそうです。

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以下は、北山霊園内にある仙台空襲犠牲者慰霊碑。

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こちらは学会会場の仙台国際センター近くにあった満州事変軍馬戦没碑。ときどき見かける軍馬慰霊碑。確か小倉城にもあったような。馬を愛でる者としての使命でこの点もいつか教材化せねばと思っています。

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学会参加は地域史発掘の絶好の機会ですね。おまけとして「実地調査」したローカルフードをご紹介。

こちらは「伊達の牛タン本舗」の牛タンステーキ&タンチチューセット

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こちらは、仙台駅地下「青葉亭」の牛タンカレー。安定のカレーです。

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こちらは、青葉の有名らしい居酒屋。常に並んでいました。店名忘れてしまいました💦

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どれも美味しゅうございました。牛タンは分厚いのに限る!と気付きました。