5月末から今日にかけて、以下のテーマの研究会および学会に参加しました。
・5月26日:ブーゲンヴィル島における第二次世界大戦の記憶(於琉球大学、国際沖縄研究所)
・5月28日~29日:軍事・社会空間の形成と変容[行政協定・沖縄・グアムについて](於明治大学、歴史学研究会現代史部会)
・6月2日:プエルト・リコのビエケス島における米軍基地問題および沖縄との比較(於琉球大学、国際沖縄研究所)
島嶼地域からの視点から、カリブ海・太平洋・世界の実相を見通すことの重要性がそれぞれ意識されていて、従来の「大国」の国家関係のみで描かれてきた歴史や政治学とは、一線を画しているのがわかります。
ただ、「西洋中心主義批判」がどんなに吹きあれようとも「西洋を学ぶこと」の意義自体は無くならないのと同じく、島嶼地域の様々な状況を強いる立場にある/あってきた「大国」の論理も同時にしっかりと追求していくこともまた改めて大切だと感じた次第です。だからこそ、沖縄で西洋史あるいはアメリカ史を学ぶことは、とても意味があることだと思ってます。
・・・それにしても、最近英語でのセミナーや研究会が増えてきているので、いいかげん英会話力をなんとかしなきゃと痛感。ツイッターでは文献情報以外に英語学習者のツイートをフォローし、いろいろと学んでいます。近々、近所の英会話教室にも通う予定です。これで担当している「史料講読」での自分の音読も少しはまともになればと思います(学生のほうが、発音が上手なことも多いから、それも勉強になります)。