We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

後期授業の折り返し

講義も明日から第8週目の折り返しに。

今年は板書方式をほぼ一切すてて、人数の多い講義形式の授業(西洋史概論Ⅱ)ではPPTを、15名程度の授業(西洋史研究Ⅳ)では有賀夏紀・油井大三郎編『アメリカの歴史』(有斐閣、2003年)をテキストにし、毎回の学生によるレジュメ報告&討議形式を導入して、自転車操業で授業準備を行っています。

 

後者の授業では思いのほか議論も盛り上がっているので、双方向のアクティブ・ラーニングという点で、なんとかできているのではないかと実感。前者の授業も、PPT資料は一切配布せず、目次・年表・図像・地図の4点セットを章ごとに配布し、PPTと私の解説をもとにして学生自身が4点セットを縦横無尽にかけめぐってもらうように工夫しています。ただ双方向というのはまだまだ難しい(私にそのスキルがまだない)。

 

ゼミでは、宮古島プロジェクトが佳境に。来週の学会(若手部会)報告に向けて、レジュメ作成の追い込みに学生たちは奮闘しています。ちょうど「卒論演習」という授業で卒論テーマに関する中間報告をする時期と重なったこともあって、苦労しているようですが、なんとか乗り越えてほしいと思います。スケジューリングの大切さも痛感していることでしょう(偉そうに言っていますが、これは自戒の念もこめておりますい・・・)。

 

・・・それはともかく、西洋史概論で明日から扱う「長い18世紀」がまだうまくまとまらない。今日一日、悩み続けます。