We shall overcome- 沖縄と世界史-

琉球大学西洋近現代史(池上大祐)研究室の教育・研究活動の記録ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史・世界史を学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

The Last Lecture on 18, February, 2017

今日は、おなじ歴史学コースの同僚である山里純一先生(ふだんは固有名詞は極力明記しないようにしていますが、今回は特別編です)の最終講義および退職記念パーティーが開催されました。

 

山里先生は、①日本古代財政史研究、②古代南島関係史研究、③まじない習俗の研究の3つの柱から研究を進めてこられ、近著で本日ご恵贈いただいた『沖縄のまじない』(ボーダーインク、2016年)を含めて計6冊の単著を世に問うてこられました。正倉院関連文書の読み解きから、木簡研究、呪符や石敢當研究へ至り、これからは星や風と沖縄習俗との関係を歴史民俗学的手法でさらに研究を進められるという決意を、最終講義で分かりやすく、お話ししてくださりました。最後には、「星」に関連のある、八重山民謡を三線とともに唄っていただく、という豪華な演出を披露してくださいました。退職パーティーでは、長らく山里先生が顧問をつとめられた八重山芸能研究会による演奏が、会に花を添えてくださいました(そのうち1名は今後の私のゼミ生!)。

 

私個人との関係については、たった2年間ではございましたが、これまで先生が沖縄で日本古代史を研究する意味を模索してこられた34年間の蓄積を引き継ぎ、巨人の肩に乗る小人のように、微力ながらも沖縄で西洋史を研究する意味について同じく模索していきたいと決意新たにした次第です。

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