We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

2018年のゼミ活動を締めくくる

昨日で年内の講義やゼミが無事終わりました。

今年は、未発行[編集中]のものも含めて、以下の文章を書きました。

・論文2本: 上原専禄論、南太平洋非核地帯構想

・教科書(概説書): 日米安保について(一章分を担当)

・書評: 『核密約から沖縄問題へ』、『沖縄平和論のアジェンダ

・文献紹介: 『公文書問題の「闇」』

・授業実践: 沖縄のなかの世界史発掘プロジェクトについて、核兵器の現代史講義内容の紹介

・コラム: 歴評の「文化の窓」欄での、沖縄での歴史実践の紹介

 

二万字を超える「長距離走」が疎かになったので、来年は、中短距離走はちょっと控えたいなぁと思いつつ・・・(でも断れないんですよね)。

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4年次ゼミ生も、卒論の追い込み中(提出は来月半ば)。年末年始は卒論草稿のチェック期間。手元にある素材をきちんと活かすこと=カレーが無理なら肉じゃがにしよう、という発想で、乗り切って欲しいですね。ちなみに一人は、最北端の国立大学大学院に合格しました!

3年次も、個性豊かな着想で、卒論準備が進んでいます。2年次も加わっての、久松五勇士を素材とした共同研究も、「日露戦争史観」の歴史/系譜、海底ケーブル敷設、ウミンチュとしての「男らしさ」表彰など、掘り下げてみると面白そうです。

 

で、忘年会@ビストロ食堂へ。忙しい合間を縫って4年次、ゼミOG、中世史ゼミの学生も来てくれて、楽しく歓談できました!食事も美味しくボリュームもあってお気に入りのお店の一つです。

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まだ校務関係の仕事自体は残っているのですが、ま、ひと区切りですね!

 

さて今日から東京出張。歴史教育についての研究会に参加します。寒いかな。