今年の西洋近現代史ゼミ共同研究のテーマは「戦後コザのグローカルヒストリー」。そこで先日10日日曜日、コザを探索してきました。
沖縄市観光協会が主催するガイドツアーにも参加して、ミュージックタウンを出発点としてゲート通り→ヒストリート→沖縄市立図書館建物屋上→パークアヴェニュー(BCセンター通り)→パルミラ通りというルートで約1時間20分ほど色々とユーモアを交えて解説いただきました。コザ事件の様子も当時見たことがあるそうです。

ガイドの方としか普段は入れない沖縄市立図書館のある建物屋上から臨む嘉手納基地。右側奥に滑走路、左側には米兵の住宅が見えます。「道の駅かでな」の反対側の光景ですね。

ゲート通りの看板からも「異国文化」を感じることができます。マルコムxの下にジャマイカの国旗も描かれてて、??となりつつも、描かれた時期が違うんだろうなぁと勝手に納得しました。

ちなみにゲート通り沿いのこのライブハウスでは、とても上手なクイーンのコピーバンドの演奏が聞けるらしいです。

ガイドのジンさんとの集合写真!本当にありがとうございました。


ツアーガイドの後は、タコライス発祥の店「チャーリー多幸寿」で昼食。日曜日の昼ということで行列でしたが、並んで正解、とても美味しかったです。なお沖縄タコスの歴史については、ヒストリートで恵贈いただいた『Koza Bunka Box』最新号に論文が収録されています(関連の新聞記事)し、『英霊』の翻訳者の宮武実知子さんによる、創業者への聞き取り連載記事「チャーリーさんのタコスの味―ある沖縄史」(『考える人』[WEBマガジン]、2016年)もネットで読めます。とても参考になります。

ちなみにチャーリータコスさんの近くに小さな戦争慰霊碑もありました。
それから、沖縄市立図書館郷土史コーナーでの文献調査→ヒストリート再訪→コザ十字路近くの銀天街へ。

銀天街はかつての黒人街ですね。なかを歩いてみただけでは、当時の痕跡とかを見つけることができなかったので、当時の地図をもとに場所を同定していく作業が必要でした。これはちょっと準備不足でした💦

最後の訪問場所はプラザハウス。日本初のショッピングモールとのことで、ちょうど今年で開業70周年。現在開催中の70周年企画展担当の方にお時間を取っていただいてプラザハウスとその周辺の写真を見せていただきながら解説いただきました。上記はプラザハウス3階の壁に大きく引き伸ばされたプラザハウス周辺の写真。右奥は当時は米軍のゴルフ場。今はライカム・ショッピングモールになっています。
最後はみんなで、プラザハウスから近い、「パブラウンジエメラルド」でステーキを食べました!とても美味しかったです(この時はスマホの電池が切れてたので写真が取れず残念)。
という感じのコザ研修でした〜。共同研究論文作成の糧になればと願っています。