西洋史ゼミ研修旅行で、宮古島へ行ってきました。
目的は、「宮古島のなかの世界史」を発掘すること。具体的には、19世後半のドイツ商船遭難を契機としたドイツー宮古島ー日本ー世界を取り結ぶ歴史をひもとくため、「うえのドイツ文化村」や、海難事故に関する石碑を巡ってきました。
左のお城は、文化村内のマルクスブルク城を模した博愛記念館。ここにはドイツにまつわるさまざまな美術品や展示品もあり、歴史文化を学べる内容になっていました。
宮古島総合博物館では会議室をお借りして、研究会を開催。夏季休業中に学生たちがそれぞれ役割分担(先行研究の論文要約担当、自治体史担当、同時代の記録文献担当など)を決めており、その成果を発表しあい、どのように統合すればよいかを検討しました。この成果は、秋の九州西洋史学会若手部会で発表させていただく予定です。
せっかくの宮古島訪問なので、ほか、有名なスムージのお店にいったり、砂浜でちょいと遊んだり、夜中は学生たちから「人狼ゲームをしましょう!」ということで、「騎士」になったり、「占い師」になったり・・・。ゼミ旅行の要素も少しは取り入れたつもりです。学生が探してくれた居酒屋の食事も最高に美味かったですっ。
最終日の早朝には、島の東南端の東平安名崎にて、朝日を拝みました。
学生がまなざす方向に、豊かな未来が待っていることを祈念しつつ、また引き続きゼミを盛り上げていきたいと思います。
☆
17日、18日は、明治大学での日本アメリカ史学会へ。
ちゃんと飛行機が飛ぶことを祈ります・・・。