We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

2019年度共同研究テーマの決定ー伊江島

昨日のゼミで、今年の共同研究テーマが決まりました。「伊江島からみた世界史ー戦争・基地・平和(教育)実践ー(仮)」といった感じになりそうです。

平和教育の観点から沖縄戦、米軍基地問題をテーマにしたい、というゼミ生たちからの積極的な意見があり、それらが凝縮した地域として伊江島を候補に挙げ、そこを「定点観測地」としました。

例年はGW前後までは卒論の基礎作業に集中してもらい、共同研究テーマは6月あたりに決めていたのですが、夏(9月)のフィールドワークまでに、ある程度何を見に行くべきか、どんな情報を集めるのかを固めておきたい、ということになりました。フィールドワークを秋以降にずらすことも考えましたが、予定が立ちそうもなく、ゼミ生と相談してGW前にテーマを決めておこう、ということになりました。

3年次にとっては、本格化しはじめた卒論と同時並行で進みますが、今年は、院生(サポート役)や研究生もいますし、ゼミ所属を希望する(と思われる)2年次にも加わってもらえれば、助かるなぁと思っています。

あと、今年はもっと沖縄県公文書館を活用して、米軍側の一次史料も扱うことができれば、と考えています。

試行錯誤しながら、今年も学生たちととも学びたいと思います!