明日27日に上記内容の科研研究会を開催します。
小笠原群島・硫黄列島という島嶼地域の歴史や社会状況から、透けて見える「帝国秩序」(大日本帝国からアメリカ「帝国」へ)の論理とは何か。そしてその論理に埋もれてきた人々の声とはどのようなものか。西洋史、アメリカ史という枠にとらわれない自由な発想と、現代的問題関心によって新たしい知見を得たいと思います。
この科研では、私はグアム(やマリアナ諸島)における戦争記憶とアメリカ統治との関係について研究する予定です。目下、1960年代の南太平洋戦没者慰霊費建立をめぐってアメリカ・グアム・日本三者の(政治的)意図がどのように絡むのかを明らかにする予定です。
2月末には、一週間ほどグアムへ調査に行く予定です。昨年に「グアム博物館」が再建されたので、そこにもしっかりと足を踏み入れたいと思います。