教材研究の場として私も参加させていただいている「沖縄県歴史教育者協議会総会」が明日開催されます。
在日米軍基地が沖縄に集中しているという「特殊性」と、世界中に800以上の米軍基地がある、という「普遍性」をどのように組み合わせて、教材化すべきか。前者を強調しすぎれば、他者理解がおそろかになるし、後者を強調しすぎれば、「基地があるところはみんな我慢している」という安易な受任論を喚起しかねない。
こどもたちの発達段階に合わせた「基地教育」(平和教育という文脈と社会科教育という文脈の双方の視点から)の可能性を議論したいと思います。
(以下、事務局からの案内文を掲載します)
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2016年度 沖縄県歴史教育者協議会総会のご案内
この度、沖縄県歴史教育者協議会では、歴教協全国大会を前に県総会を開催することになりました。この総会では8月にせまった沖縄大会にむけて、「安保を問う」授業実践をどのように構想するのか小学校、高校・大学の授業実践から考える場にします。
元海兵隊による事件、綱紀粛正が叫ばれている中での飲酒運転による事故など、私たちは米軍基地、地位協定、安保、そして軍隊とは何かを再度子ども達と学ぶことが求められていると思います。そこで具体的に子ども達の疑問により添った授業実践を学びあいたいと実践報告を中心とした研究会を企画いたしました。
ぜひ多くのみなさんと語り合い、親睦を深める場にしたいと思います。今回の総会は、生活教育サークルの研究会と共催で開催いたします。多くの方のご参加お待ちしています。
≪県総会開催要項≫
日時:2015年6月18日(土) 13:00~17:00
実践報告:「石嶺・沖縄から日本の政治について考えるー小学校における米軍基地学習」
(石嶺小学校 下地治人さん)
:「海兵隊は沖縄で何をしているのかー高校・大学での平和教育実践」
(琉球大学非常勤講師 北上田源さん)
分散会:上記の2つの実践報告を受け、沖縄でどのように軍事基地・軍隊・安保について授業をすすめていけば良いか参加者と深めていきたいと思います。
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