We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

2020年の研究活動についての抱負

2020年になりました。秋には米大統領選が控えるなか、イラン革命防衛軍の司令官をアメリカが殺害するというニュースが飛び込み、幸先悪いスタートになったようです。年末に「情報収集」の名の下で中東海域への自衛隊派遣を決めたばかりの安倍は、今回の件についてノーコメントという相変わらずの無策ぶりを発揮。「無責任体制」は絶望的にも今年も続くようです。必ず叩き潰さねばなりません。

 

今年は、私にとっては英会話力が試される一年になりそうです。4月末には、A・G・ホプキンズ先生の来沖の窓口役を担当する予定。6月にはカナダのニューファウンドランド島での国際島嶼学会で報告する予定。8月後半から翌1月半ばまで在外研究でワシントンD.C.滞在(またグアムと迷い始めたが…)を計画中。継続している週一回の英会話レッスンをもっと効果的にするために、自主レッスンもきちんとやろうと思います。

 

今年は、徹底してグアム研究(米軍基地拡張の歴史、第二次大戦の記憶研究)に没頭し、その範囲内で、島嶼とは何か、アメリカ帝国とは何か、基地のある社会が抱える共通の課題とその解決方法をどう見出すのか、歴史教育の現場でどう共有化ができるのか、といったことを考えていく一年にします。次の単著を出すための土台をしっかり作っていきたいです。

 

また1月末には、年末に同僚からお声かけいただいた縁で、沖縄戦若手研究会の勉強会に出席する機会もいただきました。地域(生活拠点)の歴史を考える場にも参与できることを嬉しく思うと同時に、しっかり勉強しなければ、と決意新たにする次第です。

 

今年もよろしくお願いいたします。