We shall overcome ☆沖縄からのグローカルヒストリー☆

琉球大学西洋近現代史研究室を担当する池上大祐の教育・研究活動ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史やグローカルヒストリーを学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

第15回九州西洋史学会若手部会を開催しました!

2週連続の福岡出張です。

昨日、九州西洋史学会若手部会を、久留米大学福岡サテライト(エルガーラビル6階)にて、開催しました。

当初、ビブリオバトルと銘打って、バトラーを募集したところ3名しかエントリーがなく、途方くれそうになったのですが、ちょうどエントリーしてくれた方々(2名は院生)それぞれの研究室や授業でやっていることを踏まえて、以下のような変則的なビブリオバトル&自由討論という形式にしてみました。

 

1、大学史、学生運動史、1960年代論に関連する文献紹介&簡潔な質疑応答

2、紹介した文献をもとにした、各研究室orゼミでの取り組み例の紹介

3、自由討論

 

バトラー以外にも、学生・先生方も数名参加してくださり、無事、充実した議論ができました(本当に助かりました)。九州・沖縄から西洋史学史や学生運動史を組み直すことの重要性を認識でき、グローカルヒストリーの視点を鍛えることができたように思います。

 

なお今回は、もともと学部生同士の交流を深める「大学間交流部門」としての企画でしたが、終わってみれば、昨年から新たに若手部会内で立ち上げたものの企画立案が難航していた「研究支援部門」(研究者志望の若手対象の企画)のプロトタイプとなりうる企画となりました。九州・沖縄から西洋史学の底上げを試みる挑戦はまだまだ続きますが、楽しく自由に議論するという基本はしっかり大切にしていきたいと思います。

       

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開会前の昼食。かしわ飯といえば東筑軒!

 

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議論の様子。肖像権の許諾は頂いております。もっと広角に撮ればよかったのですが、司会進行中の撮影だったので、うまく出来ず。

 

最後は西日本新聞会館最上階のビアガーデンで懇親会でした。写真撮り忘れた…。