昨日31日に、うちの「教育実践演習」の1コマをお借りして、歴史教育講演・座談会を開催しました。北海道の通信制高校で教鞭をとられ、長らく教科書作成・歴史教材作成に携わってこられた先生にお越しいただき、様々な知見を学生たちと共有しました。
テーマは、
・「歴史総合」新設の経緯と今後の展望
・歴史教材作成のためのデジタルアーカイブズの活用方法
・北海道からみた世界史、という枠組み
・美術館・博物館との連携
・「アクティブ・ラーニング」、ICT教育の本質
と多岐にわたり、情熱的にお話いただきました。そもそも教師自身が「楽しんで」語っているのかどうか、が大切だ、というメッセージは、私たち大学教員も自覚しなくてはならないことだと再確認した次第です。
そして、うれしい出会いも。
講演してくださった先生が非常勤講師として教科教育法を教えている大学の学生さんも、このタイミングに合わせて来沖し、一緒に議論させていただきました。「思い付き」でピョンヤンに旅行にいく、というアクティブな方で、「人間」の本質を理解しようとする姿勢に感銘を受けました。また、大学に入ってから勉強に目覚めたそうで、大学もまだまだ可能性がある、と勇気づけられました。今後のご活躍に期待しております。うちの学生たちとも交流したいとおっしゃっていただいていたのですが、目下期末試験やレポート提出を抱えている事情で、それが叶わなかったのが少し心残り。
・・・という地道な活動を南の地で、なんとか進めております。以下のチラシは、「高大連携歴史教育研究会」共催のシンポジウムです。しっかりとフォローしたいと思います。