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~<沖縄のなかの≪世界史>のなかの沖縄≫~

琉球大学西洋近現代史(池上大祐)研究室の教育・研究活動の記録ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史・世界史を学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

外国語を鍛える

研究活動

西洋史学を志す学生は、どこの国や地域を専攻するにしても、まずは英語の文献や論文をきちんと読むことが土台になります。大学院に進学する場合は、プラス対象地域の言語の習得も必要になります。

 

私はアメリカ史を一応の専門分野としてきたので、英語を徹底的に読み続けてきました。学部生時代に受講した第二外国語のフランス語は、辞書をひたすら使い、時間をかければ、なんとか訳せる程度の力しかなく、ドイツ語は合間にちょっとずつ学習中。3~4年後には、今の日本語力並みに英語を鍛え、今の英語力程度の、独仏語読解力を身に着けたいと思っているところです。

 

それでも私の高校時代の英語の成績は偏差値40でした。まったく長文が読めない、単語がわからない、文法も意味不明・・・。中学時代は得意なほうだったのに、高校に入ると一気についていけなくなり、途方にくれる日々でした。受験勉強をへて偏差値50(ようは平均点レベル)に上げるのが精一杯。なんとか念願の「歴史学科」に入学できて、大っ嫌いな英語はもうさらば!と本気で思っておりました。

 

ところが、大学に入ってから西洋史を専攻することを決意すると、英語がかならずついてくる・・・。大学院に進学した直後は指導教員から、「その程度の英語力じゃ修士論文は書けんぞ」とよく叱られました。それでもなんとか論文や史料を読み続けるうちに、私なりの「読む」ためのポイントがなんとか見えてきました。実はこの2点だけ、だったりします。

 

・5文型を意識する。

・自動詞か他動詞かを意識する。

 

「分詞構文」も「仮定法」よくわかってないまま、とにかくこの2点を意識して、あとは前後関係の文脈で読んでいくと、だいたいは理解できるようになってきました。そのあとに文法書を読むと、「そういうことか!」と後づけで理解できるようになってきました。正しく翻訳するためには文法はもちろん大事です。ただ、それは後からでも身に付きます。とにかく基本は、5文型と自動詞・他動詞の見極めの2点だと今でも思っています。

 

それでも、まだ「話す」「聞く」がてんでダメです。半年前に受けた英会話教室のレベルチェックテストは、筆記レベル8に対し、会話レベル3という格差・・・。ここが目下今の私の課題です。英会話教室のほか、ユーチューバーによる英会話動画配信サイトを参考にとにかく、耳と口で英語に触れることを意識しています。きちんと世界に発信することも研究者の使命ですので(その意味でピコ太郎のPPAPは、大いに見習うべき点があります)。

 

高校時代は、嫌いで嫌いで苦手で苦手で苦痛でしかなかった英語。それでも英語と接し続けられたのは、英語そのものよりも、学問への探求心があったからこそだと思っています。「英語が苦手だから西洋史は無理」という方は、まずは自分の英語力を問うのではなく、西洋史への情熱を再確認してみてください。それでも西洋史を学びたい!という気持ちがあれば、英語は際限なく上達します。読書量は裏切りません。