We shall overcome- 沖縄と世界史-

琉球大学西洋近現代史(池上大祐)研究室の教育・研究活動の記録ブログです。アメリカと太平洋島嶼地域との関係について、(脱)・(新)・(核の)植民地主義の観点から研究しています。また、沖縄で西洋史・世界史を学ぶ意義・方法について歴史教育実践を通じて追求していく予定です。なお本ブログの記事は、あくまでわたくし個人の意見であり、所属先の方針や考えを代表するものではありません。

ワシントンDCでの史料収集活動

I got over jetlag finally!

渡米して5日目の夕方。これまで時差ボケで、この時間帯が一番きつかったのですが、やっと今日落ち着いて、まともな夕飯を食べることができました。

 

さて現在、アメリカ国立公文書館別館(National Archives Ⅱ:メリーランド)に通って、史料収集に励んでおります。毎朝、公文書館本館(DCモールあたり)から、無料のシャトルバスに乗って約50分かけて移動。本館の写真は以下のとおり、荘厳な造りです。

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あとに建てられた別館は、もっとモダンな感じです。

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前回、卓上の史料を上から撮影する際、腕が疲れ果てた経験から、今回は「新兵器」を導入。カメラ用固定アームです!

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目線の高さもばっちりで、座ったままでぶれなく撮影できています。原資料のホッチキスの止め方で文字が奥まって見えにくいときは、空いている片手で開いておくことも可能。作業がはかどります。

 

さて、肝心の集めている史料についてですが、今回は徹底して、「グアム」に絞り込んで、前回集めきれなかった内務省文書(RG126)のほか、海軍作戦本部長文書(RG38)、海兵隊文書(RG127)、海軍作戦部隊文書(RG313)、海軍省文書(RG428)、太平洋陸軍文書(RG550)を調べています。特に、日本軍を平定した後の1944年夏以降のグアム内での米軍の動きを追っているところです。幸いにも、海兵隊文書のなかに、グアム部隊の「War Diary」があったので、これが今のところ一番有益になりそうです。この調査は、戦後沖縄の基地化のプロセスをかなり意識しています。

 

この史料収集過程については、後期の「アカデミック・リテラシー」(1年次必修科目)でも若干お話しするつもりです。

引き続き、がんばります。