「宮古島のなかの世界史発掘プロジェクト」(宮古世界史プロジェクト)に関する予算は、残念ながら付きませんでしたが、手弁当でもよいので、まずは何かひとつ成果をつくりたいということで、プロジェクトそのものは、そのまま進めることにしました。
研究の進め方は、以下の4段階を想定しています。
1.文献調査(6~8月)
2.現地調査(9月)
3.分析・比較(10~12月)
4.公表(1~3月)
いまは、1の段階を進行中。ゼミの場所を図書館のオープンスペースにし、議論する、本を借りる、複写する・・・という作業を一緒にやっています。西洋史ゼミなのに、「沖縄県史」「上野村誌」などの自治体史をひもとくというのは、珍しいかもしれません。
学生自身が、「こういう記述がほしい/をみたい」と自ら見出して、館内を探しまわって、「ありました!」とその発見に興奮するという醍醐味を味わいつつあります。僕も、あらかじめ先(結論)が見えているわけではないので、いっしょに「なんでやろうね・・・?」という疑問を共有しながら、進めていければと思います。
2では、ドイツ文化村、宮古総合博物館などの訪問
3では、本テーマに似た他地域の事例と比較しながら、総合作業および中間報告
4では、共同論文として原稿化
を予定。
資金援助も含めて、がんばります。