先日の大田先生の訃報にふれ、大田先生に名誉顧問として参画いただいていた東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会事務局担当として、告別式への供花の手配、会員への追悼文の配信などを行いました。
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私が沖縄に来た一年目(2015年度)の5月に琉球民族独立総合研究学会の公開シンポジウムに参加したときに、大田先生の力強い基調講演を拝聴する機会を得ました。それから、いろいろなご縁から上記研究会の立ち上げ・事務局を担当することになり、その過程で、昼食をご一緒させていただいたこともございました。その後僭越ながら、拙著をお送りしましたら、手書きのご返事をいただきました。今年からは、大田先生が運営されている「沖縄国際平和研究所」の会員として登録させていただいておりました。
私にとっては、このくらいの接点しかございませんでしたが、今後とも大田先生のご著書のみならず、92年間貫いてきた先生の生き方にも学んでいきたいと思います。
皮肉なことに、昨日から今日にかけて、太平洋戦争へとまい進していくことになるひとつの契機となった「治安維持法」の可決さながらに、いわゆる「共謀罪」が参議院で強引に可決されようとしています。今日6月15日は、安倍晋三の祖父・岸信介政権期、60年安保反対運動のなかで、国会前で、東大生の樺美智子さんが機動隊員に囲まれたことで亡くなった日でもあります。
今一度、母校の西洋史ゼミの後輩たちが懸命に研究した「熱狂する安保と三池」や「東アジア連帯の模索」を読みなおそうと思います。